社外所有特殊在庫は、自社に保管されているが、所有権は仕入先または得意先に属している在庫です。
ERP システムには、以下のタイプの社外所有特殊在庫があります。
● 仕入先受託品
● 要返却輸送梱包材
● 受注在庫
● プロジェクト在庫
これらの特殊在庫は自社に保管されているので、保管場所レベルで管理されます。
これらの特殊在庫は次の 3 種類の異なる在庫タイプに割り当てることができます。
● 利用可能在庫
● 品質検査中在庫
● 保留在庫
すべての在庫タイプが棚卸可能です。
このタイプの在庫は、所有権は仕入先にあるが、自社に保管されている受託品のことです。
仕入先からの受託品在庫は、MRP で利用可能です。
仕入先からの預託在庫の在庫移動については、セクション受託品を参照してください。
パレットやコンテナなど、仕入先と取引先との間で商品を輸送するためのマルチトリップ梱包材媒体です。これは仕入先の資産であるため、得意先の評価在庫には含まれません。
要返却輸送梱包材の在庫移動については、要返却輸送梱包材を参照してください。
受注在庫とは、受注に使用される在庫のことです。この在庫は直接受注に割り当てられます。構成品目は得意先が発注した品目の生産にしか使用できません。また最終製品は受注による得意先への出荷にしか使用できません。
受注在庫については、受注在庫で説明しています。
プロジェクトを完了させるために、在庫として確保されている品目の数量です。プロジェクト在庫は作業詳細構造 (WBS) 要素に割り当てられます。構成品目は WBS 要素に対してしか払出しできません。
プロジェクト在庫については、プロジェクト在庫で説明しています。