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Function documentation 要返却梱包材  Locate the document in its SAP Library structure

用途

要返却梱包材 ( RTP) とは、パレットやコンテナなど、品目を仕入先と得意先の間で移送するために何度も使用される運送梱包媒体です。

ユーザの保管場所において保管される仕入先からの要返却梱包材は、特殊在庫として管理され、また仕入先に属しているものとして明確に割り当てられます。これは仕入先の資産であるため、得意先の評価在庫には含まれません。

機能

特殊在庫データの構成

異なる仕入先に属している要返却梱包材在庫品目を個々に管理できるようにするには、品目マスタデータの他に、特殊在庫データが必要になります。

この特殊在庫データは、保管場所レベルで各仕入先について定義されます。

最初の入庫が要返却梱包材へ転記される時、特殊在庫データが自動的に登録されます。このデータは直接更新されませんが、在庫移動 ( または実地棚卸 ) ごとに自動的に更新されます。

在庫のタイプ

仕入先からの RTP 在庫は外部で所有されているので、評価されません。

RTP 在庫は常に利用可能在庫になります。品質検査中在庫や保留在庫にはなりません。

システム構成によっては、要返却梱包材在庫がマイナスになることもあります。入庫を入力する前に RTP 数量を仕入先に返却する際、マイナス在庫が発生します。つまり、入庫の前に出庫が転記されます。

サポートされている在庫移動

次のような在庫移動、およびそれぞれ取消または返品移動が定義されています。

Note

RTP 在庫の自社所有在庫への転送については、現時点ではサポートされていません。