受託品 

受託品管理では、仕入先が供給した品目を自社で保管します。自社が受託品在庫から品目を払い出すまで、仕入先がその品目の合法的な所有者となります。払出時にはじめて仕入先への支払い義務が生じます。たとえば 1 ヶ月に 1 度のように、請求書の支払期日が設定されます。さらに、特定の期間が経過したら、受託品品目残の所有権を仕入先から引き継ぐこともできます。

• 受託品在庫は、自社所有在庫と同じ番号で管理されます。したがって、受託品在庫は利用可能在庫への転送が可能です。
• 受託品価格は外貨で定義することができます。仕入先への購買発注に使用した通貨は、受託品払出に適用されます。
• 期間別に受託品価格を決定することができます。
• 受託品価格は、どの価格数量単位を使用しても指定できます。換算係数は購買情報に保存されます。 ( 受託品購買情報の追加情報については、 受託品在庫に対する価格を参照してください。 )
• 受託品購買情報を使用して、割引や価格数量スケールなど、購買管理で利用されるその他の条件機能を設定することができます。
• 異なる仕入先から調達された同じ品目の受託品在庫は、仕入先ごとの価格で個別に管理することができます。
• 受託品在庫は評価されません。品目引落時に、関連する仕入先の価格で評価されます。
• 受託品品目は、次にあげる 3 つの在庫タイプの 1 つに割り当てることが可能です。

受託品在庫データのアーカイブに関する情報については、 特殊在庫レコードのアーカイブ (LO-MD-MM)を参照してください。