自社所有特殊在庫とは、仕入先または得意先に保管されている自社に属する在庫のことです。
SAP システムでは、以下のタイプの自社所有特殊在庫が利用可能です。
● 仕入先への支給品
● 預託品
● 得意先要返却梱包材
これらの特殊在庫は自社に保管されていないため、保管場所レベルではなく、プラントレベルで管理されます。
以下の 2 つの在庫タイプが使用できます。
● 利用可能在庫
● 品質検査中在庫
すべての在庫タイプが棚卸可能です。
発注した製品の製造用に仕入先(外注先) に供給した自社所有在庫のことです。ただし、この在庫は供給後も自社資産のままです。この在庫は、品目計画に使用できます。
仕入先に供給した品目についての在庫移動については、外注を参照してください。
得意先に保管されているが、所有権は自社に属する預託品目です。この在庫は、品目計画には使用できません。
在庫管理では、以下の在庫移動を転記できます (取消も可能)。
● 在庫初期化 (移動タイプ 561、563)
● 1 ステップでのプラント間の在庫転送 (301)
● 品目間在庫転送 (移動タイプ 309)。 品目間在庫転送の入力も参照してください。
その他の在庫移動は、受注 (SD-SLS) コンポーネントを使用して処理されます。
参照:
受託品/預託品管理
これは、パレットや木箱など、自社が取引先に供給した梱包材や輸送手段のことで、必ず自社に返却されなければなりません。要返却梱包材は、品目計画では使用できません。
在庫管理では、以下の在庫移動を転記できます (取消も可能)。
● 在庫初期化 (移動タイプ 561、563)
● 1 ステップでのプラント間の在庫転送 (301)
● 品目間の在庫転送 (移動タイプ 309)。 品目間在庫転送の入力も参照してください。
その他の在庫移動は、受注 (SD-SLS) コンポーネントを使用して処理されます。
参照:
要返却梱包材